コロナ禍2年目の昨年も、長期間の緊急事態宣言など自粛ムードは色濃かった。そんな中、富裕層は百貨店の外商に絶大な信頼を寄せ、海外ではなく日本国内でショッピングを楽しんでいる。富裕層と外商はこの期間、どのようにして信頼関係を築いたのだろうか?30代富裕層の平山美春さんと彼女の外商担当、三越伊勢丹の吉村朋代・伊勢丹新宿本店 外商部第二担当 ストアアテンダント1 マネージャーに話を聞いた。
※私物に関する店頭への問い合わせはお控えください
平山さんと吉村マネージャーの出会いは、2018年夏に行われた某ラグジュアリーブランドのトータルファッションコーディネートのサービスだった。「夫は映画『プリティ・ウーマンPRETTY WOMAN』』が大好きなんです。彼はイベントに来れなかったのですが、吉村さんに『プリティ・ウーマンのようにショッピングさせてあげて』と伝言していたんです」と平山さん。同イベントでは、吉村マネージャーをはじめ数人のスタッフが平山さんに似合いそうな商品を提案したそうだ。同マネージャーは、「本当にご縁です。私自身の仕事における世界が広がったし、新客もご紹介いただいています」。吉村マネージャーは、それ以前は行っていなかったパリ・ファッション・ウイークをはじめとする海外におけるアテンドをスタート。現地支局のスタッフと共に、ショーや展示会、現地でのショッピングのサポートをはじめ、ラグジュアリーブランドへの橋渡しを行っている。また、ファッションだけでなく、平山さんのライフスタイル全般をサポートしている。
ライフスタイル全てをコーディネート
定期購読についてはこちらからご確認ください。
購⼊済みの⽅、有料会員(定期購読者)の⽅は、ログインしてください。