「トム フォード(TOM FORD)」は新型コロナウイルスの感染再拡大により、2月16日にニューヨークで発表予定だった2022-23年秋冬コレクションのショーを中止する。デザインスタジオやロサンゼルスのアトリエ、イタリアの生産工場などでの感染状況が悪化し、今回の決断に至った。なお、代わりとなるデジタルコンテンツの公開については、追って発表するという。
アメリカファッション協議会(COUNCIL OF FASHION DESIGNERS OF AMERICA、CFDA)の会長も務めるトム・フォードは、「ニューヨーク・ファッション・ウイーク期間中にショーができないことを大変残念に思う。オフラインでの発表は、ブランドのメッセージを明確に届けるための大切な機会だ。ショーをキャンセルしないで済むように全力を尽くしたが、(感染再拡大によって)制作に支障が出ており、開催日までにコレクションを完成させる見通しが立たなかったことを受けて、苦渋の決断に至った」とコメントした。