アダストリアは1月27日、自社ブランドのECモール「ドットエスティ(.st)」で、食品の販売を始める。サンマルクホールディングスと協業し、「サンマルクカフェ」の「チョコクロ」や、同じく同社が運営する「鎌倉パスタ」のパスタセットなどを取り扱う。「ドットエスティ」で本格的に食品を販売するのは初めて。
「チョコクロ」とスープ、パスタなどを詰め合わせたセットが主力商品。価格はオマール海老のスープ、カルボナーラ、冷凍の「チョコクロ」のセットが1950円(税込)。ビーフシチューや鴨のコンフィなどを組みわせたディナーセット(2700円、4200円)もある。他に、冷凍生地とチョコをセットにした「チョコクロ」を作るためのキット(10個分、2150円)もあり、“ステイホーム”期間の手作りニーズで支持されそうだ。
アダストリアは「アパレルの枠を超えた、多様なライフスタイルの提案」をかねてから目指している。2017年にはグループ初の飲食事業会社アダストリアイートクリエーションズを設立。21年12月には、ハワイアンカフェ「アロハテーブル(ALOHA TABLE)」などを運営するゼットンの子会社化も発表している。