ジンズホールディングスは2月1日、“「ジンズ(JINS)」にまつわるが、必ずしもアイウエアにまつわらない、さまざまな視点”で情報提供するウェブメディア「ジンズ パーク(JINS PARK)」をローンチした。編集長は交代制で、専門分野を持つ人物がそれぞれの視点で1つのテーマを設定する。初代編集長は、元テレビ東京の社員で現フリーのテレビプロデューサー佐久間宣行が務める。佐久間が決めたテーマは「『あたりまえ』って、ほんとかな?」だ。
佐久間は1975年生まれ、福島県出身。テレビプロデューサーとして、バラエティー番組「ゴッドタン」や「あちこちオードリー」などを担当。2019年4月からラジオ「佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)」のパーソナリティーも務める。21年3月でテレビ東京を退社し、現在はフリー。佐久間は、「編集長を引き受けるにあたりいろいろと話を聞き、『ジンズ』が切り開いた道の険しさ、ひっくり返してきた常識や業界の固定観念の多さに驚いた。その格好良さが一つでも多く伝わるよう、僕は僕で好き放題やらせていただきたい(笑)」と述べる。
ジンズホールディングスは2021年4月に同名の施設「ジンズ パーク」を、田中仁最高経営責任者の出身地で創業の地でもある群馬県前橋市にオープンしている。地域との共生を目指したもので、「ジンズ」の店舗のほかにベーカリーカフェや誰もが自由に使える広場を設け、週末にはマーケットやアートワークショップを開催している。このほど、“公園のように開かれた場所をオンライン上にも生み出し、さらに多くの方とコミュニティーを創出したい”とウェブメディアをスタートした。同社は「店頭では伝えきれない思いやストーリーを、誠実に、かつできるだけ楽しく届けたい」と話す。
同ウェブメディアでは全盲の美術鑑賞者、白鳥建二を取材した「『見る』の開拓者たち」や、23年に東京・飯田橋から神田に移転する本社の裏側を伝える「たった2キロの長い旅。」などの連載も配信する。