ファッションブランド「アンブッシュ(AMBUSH)」がNFTに参入する。第1弾のアイテムは、ブランドのルーツになったジュエリーの「POW」で、2月14日に販売をスタートする。「アンブッシュ」を率いるVERBAL自身が熱心なNFTプロダクトのファンであり、「アーティファクト(RTFKT)」の限定スニーカーも所有している。「アンブッシュ」今後のNFTを使った製品に関するロードマップも公開しており、コミュニティ型のSNSアプリ「ディスコード(DISCORD)」や自身のインスタグラムなどで情報を公開していく考え。VERBALは、「特にZ世代にとっては、メタバースのような仮想空間がリアルも同等、あるいはそれ以上に価値のある“新しい世界“になりつつある。同時にクリエイターとして、ものすごい勢いで変化し、成長するメタバースとNFTは非常に魅力的だ」とコメントしている。
「アンブッシュ」が発表したロードマップによると、1月11日に「ディスコード」でオフィシャルチャンネルを開設。2月14日の「POW」の販売後は3月上旬に同ブランドの独自のメタバースをオープン、3月以降には他のクリエイターやブランドなどとのコラボNFTの販売を計画する。また、NFTのマーケットプレイスである「オープンシー(OPENSEA)」にもオフィシャルアカウントを開設済み。
NFTは単に、アート作品などで注目を集めるデータ証明だけでなく、チケットのように使用したり、3Dデータ化したり、NFT化することで複数のゲームやプラットフォームを超えて使用できるようにしたりすることができる。「アンブッシュ」は、リアル発のファッションブランドとしていち早くマルチバース対応を行うことで、新時代のファッションビジネスやクリエイティブにウィングを広げる考え。