エアークローゼット(AIRCLOSET)はオフィススタイルに定評のある月額制レンタルサービスだ。会員それぞれの希望や好みを考慮しつつ、スタイリストが毎月数点のアイテムを発送。一定期間着用して返却できるが、購入もできる。そんなエアークローゼットで支持を集めたアイテムとは?レンタルサブスクとしてのサービスも拡充してきている。同社の天沼聰社長に聞いた。
WWD:2021年7〜12月の会員数の推移は?
天沼:登録は例年、春と秋が多いが、その波はコロナ禍1年目の20年のほうが顕著に出ていた。夏の緊急事態宣言でサービスを休止する人もいたが、年末までには盛り返して来たという感じだ。コロナ禍前と比べても年々会員数は伸び続けている。当社としては、20年はサービス自体をコロナ禍に対応させた年で、21年はコロナ禍後も見据えて、もう一段サービスを拡張するための基盤づくりに充てた年だった。
WWD:具体的には?
天沼:まず、自社開発の倉庫管理システムの運用を開始した。ファッションアパレル業界の各企業がそれぞれ多額の投資をして独自にレンタル事業を構築しなくても済むように物流基盤を提供していく。これを利用し、1月13日には「ミラ オーウェン(MILA OWEN)」や「ナノ・ユニバース(NANO・UNIVERSE)」など単一のブランドだけが届くというサービスもスタートした。
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