イタリア・ファッション協会(Camera Nazionale della Moda Italiana)は、2022-23年秋冬ミラノ・ファッション・ウイークのスケジュールを発表した。会期は2月22〜28日まで。
ショースケジュールに掲載された65ブランドのうち57組が現地で有観客の発表を予定しており、リアルなミラノコレが本格的に復活することになる。
目玉は、マチュー・ブレイジー(Matthieu Blazy)新クリエイティブ・ディレクターによる「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」のデビューショーと、独自のスケジュールでコレクションを発表している「グッチ(GUCCI)」の参加。ベルリン発「ゲーエムベーハー(GMBH)」のデザイナーデュオがクリエイティブ・ディレクターに就任した新生「トラサルディ」も初のコレクションを披露するほか、「ディーゼル(DIESEL)」も「Y/プロジェクト(Y/PROJECT)」のグレン・マーティンス(Glenn Martens)がクリエイティブ・ディレクターに就いて以来初のリアルショーを予定する。
また、常連の「プラダ(PRADA)」や「フェンディ(FENDI)」をはじめ、「ジル サンダー(JIL SANDER)」「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」「ヴェルサーチェ(VERSACE)」「マックスマーラ(MAX MARA)」「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE & GABBANA)」「エトロ(ETRO)」「トッズ(TOD’S)」「マルニ(MARNI)」に加え、VERBALとYOONによる「アンブッシュ(AMBUSH)」や、「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」「フェラーリ(FERRARI)」「パーム エンジェルス(PALM ANGELS)」など10ブランドが新たにショースケジュールに加わった。
「ブルネロ クチネリ(BRUNELLO CUCINELLI)」や「サルヴァトーレ フェラガモ(SALVATORE FERRAGAMO)」「ブルガリ(BVLGARI)」「セルジオ ロッシ(SERGIO ROSSI)」「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」「ヴァレクストラ(VALEXTRA)」「サントーニ(SANTONI)」など、70を超えるプレゼンテーションも大半がリアルでの開催を計画。一方、イベントやパーティーの予定は少ない。
なお、すべてのリアルイベントは、イタリア政府による最新の規制に基づき実施される。参加者は、“スーパーグリーンパス”(最後のワクチン接種を受けてからまたは回復してから6カ月以内であることを証明するQRコード)の提示とFFP2マスクの着用が義務付けられる予定だ。