ファッション通販サイトZOZOTOWNは、昨年3月に新サービスZOZOCOSMEをスタートし、本格的にコスメ市場に本格参入した。600ブランド以上を取り扱うほか、独自開発のフェイスカラー計測ツール「ゾゾグラス」でユーザーが肌にマッチしたファンデーションをリコメンドして購入を促している。ZOZOの平井勝EC事業本部 ブランド営業一部 ディレクターに聞いた。
WWD:ZOZOCOSMEのスタートから約1年経つが現在の状況は?
平井:客数も取り扱いブランド数も計画通りではあるが、もっとアグレッシブにいきたい。ZOZOTOWNはユーザーの平均年齢が33.7歳で7割が女性。一方、ZOZOCOSMEは9割が女性で20代のZ世代がメインユーザー。ZOZOTOWNのもともとのユーザーがコスメも購入する流れがほとんどで、6割のユーザーが洋服も同時に購入するなどファッション好きが多い。
WWD:7〜12月の商況は?
平井:10月末から年末にかけてのホリデーコレクションが好調に推移し大きな売り上げを作った。10月27日から12月末までホリデーの特設ページを用意し、デジタルプロモーションとしてユーチューブやインスタグラムを中心にデジタル広告を打ち出した。結果、さらなる認知拡大と新規ユーザーの獲得につながった。特設ページではZOZOCOSME専用セットや先行販売コスメ、人気ブランドのノベルティーなどでユーザーの興味を引きつけた。中でも好調だった商品は、「ポーラ(POLA)」のシワを改善する薬用化粧品“リンクルショット メディカル セラム N”本品が入った“リンクルショット 3Dプログラムキット”、「エスティ ローダー(ESTEE LAUDER)」の人気製品を詰め込んだ“メークアップ コレクション 2021”、「エトヴォス(ETVOS)」の4色アイシャドウ“ミネラルクラッシィシャドー”など。「ポーラ」の “リンクルショットメディカル セラム N”はスキンケア全体をけん引するアイテムでもあり、ホリデーコレクションを契機にさらに勢いづいた。こういったアイテムをきっかけに、スキンケアカテゴリーをいっそう強化したい。
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