「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は2月15日、創業者ルイ・ヴィトンの伝記小説「ルイ・ヴィトン 果敢なるひと」の日本語版を出版する。価格は税込6270円。ルイ・ヴィトンの生誕200周年を記念して、「ルイ・ヴィトン」とフランスのガリマール出版社がフランス語と英語で発表した「Louis Vuitton, l’audacieux」が原書だ。
著者のキャロリーヌ・ボングラン(Caroline Bongrand)は、「ルイは無一文から出発したが、気概にあふれ、目標に向かって努力を惜しまなかった。彼はあくまで謙虚に、抱いた希望と夢を実現した。偉業を成し遂げた男性の傍らには、必ず1人(もしくは2人!)の女性が存在することも気付いてもらえたらと思う」と話す。
<あらすじ>
義母と折り合いが悪かったルイ少年は14歳という若さで、一銭も持たずに木靴を履いて生家である水車小屋を後にする。固い決意と、ジュラ地方の方言で“頑固者”を意味するヴィトンという名前だけを武器に、徒歩で2年かけてパリに到着する。荷造り用の木箱製造業者で職を得た彼に、以降、幸運の女神が微笑み続ける……。