ファッション

ZOZO610(武藤貴宣)の喜び溢れるファッション人生^_^ Vol.10 NIGO®さんとの交渉はとにかく緊張しました

有料会員限定記事

 座右の銘は「泣かぬなら 笑わせてみせよう ホトトギス」。ZOZOTOWN立ち上げメンバーで、「ファッションチアリーダー」に就任した武藤貴宣氏が、ファッションへの愛と明るい未来について、ゆるく語ります。

前回から続く)
 本当にたくさんのショップやブランドに営業に行きましたが、デザイナー系のブランドに参加してもらうのは難しかったです。特にNIGO®さんに参加を決めてもらった時のことは印象に残っています。

 被害妄想かもしれないですけれど、僕はNIGO®さんが僕らECのことをすごく嫌っていると思っていました。「ネットで洋服を売るなんて」って。ありとあらゆる雑誌のNIGOさんのインタビューを読んでいたので、遠回しに「ネットは嫌いだ」と言われていると感じていました。でも、どうしても「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®以下、べイプ)」に出てほしかったんです。

 それで、「デビロック(DEVIROCK)」の遠藤憲昭さんの紹介だったと思うんですが、一度会う機会を作ってもらい、後日、前澤(友作)さんと一緒にNIGO®さんのアトリエにお邪魔させてもらったんです。都内にある自宅兼アトリエみたいなスペースでしたが、それがもうすご過ぎて。まず、ガレージがすごく広くて、すごくぴっかぴかの、見たこともないような車があって。家もすごいし、セキュリティーもすごいし、扉もめっちゃでっかい、巨人の家じゃないかなぐらいの大きさで、しかも全てが洗練されていて、本当に圧倒されました。

 ご本人も独特の雰囲気があって、カッコよかったですね。勝手に高圧的なイメージをつくっていたし、嫌われていると思っていたので、僕はすごく緊張して行ったのですが、すごく丁寧にもてなしてくれて。部屋をいろいろ案内してくれました。でも、営業的なことをするタイミングは難しくて、僕は出店の話を始められませんでした。

この続きを読むには…
残り1210⽂字, 画像3枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

ZOZO x ビジネスの記事

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。