ファッション

「カルティエ」と「サカイ」の阿部千登勢の対話から“トリニティ”限定コレクションが誕生

 「カルティエ(CARTIER)」から、同ブランドのクリエイションスタジオと「サカイ(SACAI)」のデザイナー兼ファウンダーである阿部千登勢との対話から生まれた“トリニティ フォー チトセ アベ オブ サカイ“限定コレクションが登場する。

 “トリニティ”は、1924年にルイ・カルティエ(Louis Cartier)がデザイン。ジュエリーと彫刻、マスキュリンとフェミニン、装飾品とシンボルの境界をあいまいにしたいという思いが込められたもので、ピンクゴールド、イエローゴールド、ホワイトゴールドのシンプルな3つのリングが絡み合うデザイン。芸術家のジャン・コクトー(Jean Cocteau)を始め、往年のハリウッドスターであるゲイリー・クーパー(Gary Cooper)など多くの人々に愛されたこのリングは、「カルティエ」のアイコンの一つだ。

 今回の取り組みは、「カルティエ」の“デザインへの開放的なアプローチこそがビスポークのクリエイションの大きな要素である”という伝統を引き継ぐものだ。限定コレクション6点には、同ブランドと阿部の美しいオブジェを生み出したいというビジョンと願いが体現されている。“トリニティ”がベースになった理由は、阿部がこよなく愛するリングだから。「“トリニティ”に込められた“愛” “忠誠心”“友情”という原則は人生においてとても大切なもの」と阿部。また、「カルティエ」にとっては、約100年も姿を変えながら生き続ける時代を超えたジュエリーの象徴でもある。「カルティエ」のアルノー・カレズ(Arnaud Carrez)=シニア ヴァイスプレジデント&チーフマーケティング オフィサーは、「オリジナルの“トリニティ”の本質を大切にしながら、大胆なデザインに仕上がっている」と話す。

 阿部は、「『サカイ』では本質を探求してピュアなデザインに仕上げている。そして、各分野で最高のクリエイターと仕事をしてきた。『カルティエ』は最もピュアで本質的、タイムレスなジュエリーのクリエイターで、深い尊敬と称賛を込めた限定コレクション」とコメントしている。

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