ファッション

「シュプリーム」から日本のスーパーのチラシ風アイテムが登場 手掛けた台湾人は「依頼が突然届いて焦った」

 「シュプリーム(SUPREME)」が発表した2022年春夏コレクションに、日本のスーパーのチラシに着想したアイテムが登場し話題を集めている。

 グラフィックを手掛けたのは、日本の大衆文化をモチーフとしたアート作品で知られる東京在住の台湾人アーティスト、リー・カンキョウ(Lee Kan Kyo、李漢強)だ。きっかけはある日、「シュプリーム」から突然届いたアイテムの制作依頼メールで、最初のうちは詐欺だと思い無視していたものの、友人らに相談するうちに本物だと分かった。依頼内容は、同氏が得意とする「日本のスーパーのチラシとクレジットカードを『シュプリーム』化してほしい」というもの。ジャージー素材のTシャツやニット、セットアップ、キャップなど全6型を担当した。

 カンキョウに話を聞くと、「チラシは食料品の消費税を8%にしていて、クレジットカードは番号にいろいろな暗号を隠している。『シュプリーム』ファンの方々には、ぜひ楽しんで探してほしい」とコメント。さらに「依頼を受けたのは2021年。すぐにイメージを見たいと言われ、時間が全くないし相手が相手だから本当に焦った」と笑いながら振り返った。

 なお「シュプリーム」は全アイテムの発売日と価格が非公開のため、同氏が手掛けたアイテムも発売時期は不明だ。

SUPREME x ファッションの記事

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

疾走するアシックス 5年間で売上高1.8倍の理由

「WWDJAPAN」11月4日号は、アシックスを特集します。2024年度の売上高はコロナ前の19年度と比べて約1.8倍の見通し。時価総額も2兆円を突破して、まさに疾走という言葉がぴったりの好業績です。売上高の8割以上を海外で稼ぐグローバル企業の同社は、主力であるランニングシューズに加えて、近年はファッションスニーカーの「オニツカタイガー」、“ゲルカヤノ14”が爆発的ヒットを記録したスポーツスタイル…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。