ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE & GABBANA)はこのほど、香水およびメイクアップ製品の製造、販売、流通の直営管理を行う新会社、ドルチェ&ガッバーナ ビューティ(DOLCE & GABBANA BEAUTY)を立ち上げた。アルフォンソ・ドルチェ(Alfonso Dolce)を社長兼最高経営責任者(CEO)に、ジャンルーカ・トニオロ(Gianluca Toniolo)をオペレーティングCEOに任命し、ミラノに拠点を置く。
同ブランドはこれまで資生堂がライセンスで化粧品を製造販売してきたが、2021年12月31日付で契約が終了。今後ドルチェ&ガッバーナは自社でビューティ事業を営むことになる。ドルチェ社長兼CEOは「ドルチェ&ガッバーナ ビューティの設立は、当グループのアセット、スキル、責任を継続的に発展させるための重要なステップ。ビューティ事業を自社事業の一部とし、ファッションと美容が融合する新たな統一言語の中で、ブランド体験を進化させることができる」と述べる。トニオロ=オペレーティングCEOは「ドルチェ&ガッバーナ ビューティは、世界中の美容愛好家にユニークな体験を提供するために生まれた。ミラノの新本社では、才能ある若者たちの国際的なチームが、優れた生産・販売パートナーのサポートを得て、ドルチェ&ガッバーナのビューティビジョンである『永遠(eternal)』『官能(instinctive)』『喜び(joyful)』を表現していく」とコメント。
「ドルチェ&ガッバーナ」は、1992年にブランド初となるフレグランスを発表して以来、業界の著名な調香師とともに100種類以上のフレグランスを生み出してきた。メイクアップはファンデーションといったベースメイクから、リップやアイシャドウなどのポイントメイクまで一色そろえる。