「ディオール(DIOR)」のヘッドデザイナーや「カルヴェン(CARVEN)」のアーティスティック・ディレクターを務めたセルジュ・ルフュー(Serge Ruffieux)によるシューズ&アクセサリーブランド「13 09 SR」が、2022年春夏にデビューする。同ブランドは21年、仏「フィガロ」紙に勤めていたジャーナリストのエミール・フォール(Emile Faure)と共同で設立したもの。「品質」「責任」「自由」をキーワードに掲げ、DIY的なアプローチを生かした遊び心あふれるシューズを中心に、サングラスとそのストラップを提案する。
「一足ごとに異なる仕上がりやクラフト感を楽しんでほしい」とルフューが語るシューズの特徴は、手作業で結ばれたシルクやベルベットのリボンとクリスタルの装飾、そして「カルヴェン」時代を彷彿とさせる大胆なフリンジ使い。廃棄物を極力抑えるため、素材にはデッドストックやリサイクル、端材などをできる限り用いている。「履き心地にもこだわった」というコレクションは、すべてがフラット。ポインテッドトーのサンダルやミュールには“エッグヒール”と呼ぶラバー製の丸みのあるヒールパーツを、モカシンには底面にドット状のラバーを配している。一方、サングラスはテンプルにピアス風の装飾をあしらったデザインとノーズブリッジにメタルプレートを用いたモデルをラインアップ。ネオプレンにクリスタルやビーズを施したデコラティブなサングラス用ストラップも用意する。
シューズはイタリアとルーマニアで、サングラスはイタリアで生産。価格帯は上代でシューズが390〜790ユーロ(約5万700〜10万2700円)、サングラスが280~435ユーロ(3万6400〜5万6550円)、ストラップが190~470ユーロ(2万4700〜6万1100円)。ショールームのトゥモロー(TOMORROW)が卸を手掛けており、ファーストシーズンからミラノのディエチ コルソ コモ(10 CORSO COMO)やシカゴのイクラム(IKRAM)、パリの眼鏡店マーク ル ビアン(MARC LE BIHAN)などに並ぶ。また、公式オンラインショップでも販売する。