ロシアは2月24日、ウクライナへの軍事侵攻を開始した。攻撃が激化する中、欧米や日本などが経済制裁を発動して圧力を強めているが、情勢は混迷している。
こうした事態を受け、スウェーデンを本拠地とする「H&M」はウクライナで運営する9店舗を一時的に休業した。同社は、「情勢を注視している。従業員の安全を最優先し、当面は同国内の店舗を休業する」と発表した。
ドイツを拠点とする「アディダス(ADIDAS)」も、やはり従業員の安全を第一に事態を注視していると発表。ウクライナや近隣諸国の店舗の休業については、「現段階で詳細を明らかにすることは差し控えたい」とコメントした。
米「WWD」によれば、ウクライナ市場に参入している米国ブランドは非常に限定的だが、それと比較すると欧州ブランドや小売りは多く出店しているという。