「ザ ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」はこのほど、CO2排出量実質ゼロのテンセルモダール繊維を使用したフラワーロゴシリーズを発売した。3月4日には特設サイトを公開し、アーティストやモデル、スタイリストら8人のインタビューコンテンツなどを用意する。
アイテムはユニセックスのクルーネックスエット(税込1万1000円)やフーディー(同1万2100円)、Tシャツ(同7480円)、ワンピース(同1万780円)。胸元のロゴ部分には、同ブランドの創業地であるカリフォルニア州の州花カリフォルニアポピーをイメージした刺しゅうを組み合わせた。
同ブランドはカーボンニュートラルの実現を目指して低環境負荷素材への移行を進めており、生地にはテンセルモダール繊維とオーガニックコットンを使用した。テンセルモダール繊維は、セルロース繊維最大手のレンチング・グループが開発した。間伐されたブナ材を原料とした天然由来の繊維で、シルクのような柔らかさや高い吸湿性が特徴。繊維の生産や製造、流通に関連する排出ガスを第三者機関の基準に準じて計測し、オフセット(相殺)することでCO2排出量実質ゼロを実現した。製造時のエネルギーは再生可能エネルギーで、薬剤や排水は回収・再利用するなど産業廃棄物を軽減にも取り組む。