「ニューバランス(NEW BALANCE)」は、ニュウマン新宿にブランドのアイコンカラー“グレー(GREY)”がコンセプトの新店をオープンした。ライフスタイルカテゴリーのシューズとアパレル、グッズを扱う。“グレー”をコンセプトとする店舗は、北京、香港、上海に次ぐ4店舗目で、日本では初。売り場面積は72平方メートルで、木とコンクリートをメインに使い、温かみのある空間を演出する。正確なシューズサイズがわかる3Dスキャン測定器も設置する。
シューズは、メイド・イン・USAやメイド・イン・UKなどのモデルと、環境に配慮した素材を使った“574”(税込1万900円)などを並べる。アパレルは“『ニューバランス』のシューズを美しく見せる”をコンセプトにしたライン“メットトゥエンティーフォー(MET24)”や、「東京デザインスタジオ ニューバランス(TOKYO DESIGN STUDIO NEW BALANCE以下、TDS)」のアイテムなどを置く。“メットトゥエンティーフォー”は、同店限定カラーのウィメンズのパンツなども用意する。オープンを記念して、リボンを使ったアートワークで知られるユニット、リボネシア(RIBBONESIA)によるインスタレーションを開催。ショーウインドウと店内中央に、“574”とシューズボックス、リボンを組み合わせたタワーを展示する。
ライフスタイルに特化した店舗は、東京・六本木のミッドタウンに入る「イチキューゼロロク(19:06)」、日本橋浜町の「ティーハウス ニューバランス(T-HOUSE NEW BALANCE)」に次ぐ3店舗目だ。ニューバランス ジャパンでリテール部のシニアマネージャーを務める中塚博は「日本では、『ニューバランス』のライフスタイルカテゴリーというとシューズのイメージが強い。しかし近年はTDSの立ち上げや“MET24”など、アパレルにも注力している。ハイトラフィックなこの店舗からアパレルのイメージも訴求したい」と語る。 “グレー”のコンセプト店舗については、「今後も、好感度で発信力のあるエリアに数店を出店する予定だ。コロナでECが強くなっているが、われわれのEC利用者の8割は実店舗で試着したり、触ったりして購入を決めている。リアルとECをシームレスに横断するカスタマージャーニーの構築もグローバルで進めており、その拠点にもなる」と話す。