「ザラ(ZARA)」などを運営するスペインのインディテックス(INDITEX)は5日、ロシアにある全502店舗を一時休業した。オンラインでの販売も停止した。同社は「ロシアでは操業と取引条件の継続性を保証することはできない」との声明を出した。戦況が悪化するウクライナでは同社はすでに全79店舗を一時休業している。
ロシアでは有名企業の一時休業が相次いでいる。H&Mが約170店舗を休業したほか、イケア(IKEA)、ナイキ(NIKE)といった有力企業も事業を停止した。ラグジュアリーブランドを展開するLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)、ケリング(KERING)、シャネル(CHANEL)も一時閉店している。
ロシアで50店舗を運営する「ユニクロ(UNIQLO)」のファーストリテイリンングは現時点ではロシアでの休業を発表していないが、同様の動きは他の小売業にも広がる公算が高い。