ユニクロは3月16日、東京・三田の済生会中央病院1階に出店する。同社が医療施設内に出店するのは初めて。公式ECの“店舗受取サービス”を活用すれば、同店にない商品も含めて、「ユニクロ(UNIQLO)」の全商品を購入することができる。
売り場面積は約43平方メートルで、営業時間は通常時は8時半から20時まで。入院患者や医療従事者に向け、メンズ、ウィメンズの肌着やラウンジウエア、アウターなどをそろえる。
ユニクロは「あらゆる人の生活を、より豊かにするための服」という“LifeWear”のコンセプトのもと、20年9月に乳がん患者らの声を受けて前開き仕様のインナーを発売。また、公式サイト内には「ユニクロ」商品を医療従事者らのコメントと共に紹介するページ「医療・看護・介護のプロがおススメするユニクロ商品」を設けている。
病院内に出店することで、「患者さまや医療従事者の意見や要望を直接、幅広く適切に収集し、あらゆるお客さまが着やすく、使いやすい商品やサービスを充実させるきっかけにしていく」(発表コメントより)という。今後ユニクロの各店舗で、病院や介護施設などへの訪問販売や、地域住民に向けた健康セミナーなども進めていく考え。