ファッション

ジャンポール・ゴルチエ、クチュールのゲストデザイナーに「バルマン」のオリヴィエ・ルスタンを招へい

 オリヴィエ・ルスタン(Olivier Rousteing)「バルマン(BALMAIN)」クリエイティブ・ディレクターは、ジャンポール・ゴルチエ(Jean Paul Gaultier)のゲストデザイナーとして、7月に2022-23年秋冬オートクチュール・コレクションを披露する。

 ゴルチエは20年1月に、20年春夏オートクチュール・コレクションのショーが「私の最後のものとなる」と発表。同年3月、今後はゲストデザイナーを招いてオートクチュールを披露することを明らかにし、その第1弾として「サカイ(SACAI)」の阿部千登勢デザイナーを抜擢した。22年1月には、第2弾として「ディーゼル(DIESEL)」および「Y/プロジェクト(Y/PROJECT)」のクリエイティブ・ディレクターを務めるグレン・マーティンス(Glenn Martens)を迎えた。今回は第3弾となる。

 ルスタン=クリエイティブ・ディレクターは、「以前から“ゴルチエ・ワールド”に魅了され、インスパイアされてきたので、最もアイコニックなフランスのデザイナーの一人であるジャンポール・ゴルチエの作品を解釈する機会に恵まれて大変光栄に思っている。テーラリング、カット、クラフツマンシップの素晴らしさはもちろんのこと、グラマラスでセクシーな作風も敬愛している」と語った。

 同氏はまた、ゴルチエがファッションを通じて多様性を促し、社会に変革を起こしてきたことを指摘。「(性別や性的指向による差別など)現在も続いている問題について、彼はパイオニアの一人として闘ってきた。そのことを忘れてはならないと思う」と説明し、クチュール・コレクションはゴルチエと自身の美学やビジョンを融合させたものになると述べた。

JEAN PAUL GAULTIER x コレクションの記事

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。