「LGエレクトロニクス・ジャパン」は3月15日、蒸気で衣類をケアする家電「LGスタイラー」の新モデルを発売する。2011年に韓国を中心に世界9カ国で販売を開始して以来、「一家に一台は欲しい憧れの生活家電」として注目を集め、17年に日本に上陸した。
10万円台〜の従来モデルは、ハンガーにかけた3着とパンツ1本分の衣類を一度にケア。新たに発売する “S5MB”は、ハンガーにかけた5着の洋服とパンツ1本分を一度にケアする大容量モデルで、販売価格は約32万円(オープン価格)。スマホアプリを連動することで、シルク素材の手入れも可能になった。
約60~70度の低温スチームが庫内を循環する独自技術を搭載した「LGスタイラー」は、コートやスーツのほか、ファーやレザー素材の衣類、帽子やバッグなどの小物類も1回約48分で手入れできる。さらに1分間に最大180回の振動でシワを伸ばし、低温乾燥で衣類を傷めない。ハンガーにかけた状態で洗浄から乾燥までを行うため、衣類同士の摩擦がなく、毛玉ができやすいニットなども長持ちさせられるのが魅力だ。食べ物やタバコなどの臭いを除去するほか、ウイルスや花粉、ダニを99%以上低減することから、衛生意識が高まるコロナ禍で更なる需要を高めている。
使用時にかかる電気代は1回につき約10.6円、水は約210ml。化学洗剤は必要ないため、環境への配慮はもちろん、日々のランニングコストを節約できる。
近年は「ホテル オリエンタル エクスプレス 福岡天神」など、ホテルやサロン、飲食店など、施設への導入需要も伸びている。