ファッション

ストライプ、投資ファンド主導で再建へ

 ストライプインターナショナルは11日、投資ファンドのティーキャピタルパートナーズからの出資を受け入れたと発表した。ティーキャピタルが管理・運営するプライベートエクイティファンドが、創業者の石川康晴前社長や既存株主などからストライプの過半数の株式を買い取る。取得額は非公表だが、一部では有利子負債を含めて300億円と報じられている。コロナの長期化で業績が低迷する中、ファンド主導で立て直しを図る。

 ストライプは非上場ながら「アース ミュージック&エコロジー」「グリーンパークス」「アメリカンホリック」など国内外に約1500店舗を運営するアパレル大手で、連結業績の売上高は1000億円を超える。コロナ下の21年1月期のストライプインターナショナルの単体業績は、売上高が648億円、営業損失23億円、純損失103億円だった。

 業績悪化を受けて、20年以降は不採算事業の整理を加速した。複数のブランドを終了したほか、20年6月には中国事業から撤退、渋谷で運営していたホテル併設の旗艦店「ホテルコエトーキョー」を今年1月末閉店、ソフトバンクとの合弁会社で運営するECサイト「ストライプデパートメント」を2月末に閉鎖した。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。