ケリング(KERING)は、「キョウトグラフィー(KYOTOGRAPHIE)京都国際写真祭」とのパートナーシップにより、4月9日から5月8日まで京都のホソオ ギャラリーで開催する写真展「10/10 現代日本女性写真家たちの祝祭」を支援する。芸術や文化の分野で活躍する女性の才能をサポートするケリングの活動「ウーマン・イン・モーション」に基づくもので、同写真展では地蔵ゆかり、林典子、細倉真弓、稲岡亜里子、岩根愛、岡部桃、清水はるみ、鈴木麻弓、殿村任香、吉田多麻希の10人の日本人女性写真家にフォーカスする。
ルシール・レイボーズ(Lucille Reyboz)「キョウトグラフィー京都国際写真祭」共同創設者兼共同ディレクター・「10/10 現代日本女性写真家たちの祝祭」共同キュレーターは、「この展覧会は日本の女性写真家にとって、そして全ての日本人女性にとってのマニフェスト(宣言)だ」と述べる。 「キョウトグラフィー京都国際写真祭」は、活躍が期待される写真家やキュレーターの発掘と支援を目的に13年にスタートした公募型のアートフェスティバル。今年10周年を迎える。
ケリングは2015年、映画界の女性に光を当てることを目的に、カンヌ国際映画祭で「ウーマン・イン・モーション」を発足した。同社は、「芸術分野においても男女不平等は根深く残る。女性アーティストの認知を向上させ、議論を促したい。芸術は変化を生み出すための力を持っている」と話す。21年には「キョウトグラフィー京都国際写真祭」に初参加。「ヨーロッパ写真美術館による5人の女性アーティスト展-フランスにおける写真と映像の新たな見地」を支援した。