阪急メンズ東京は、8階(旧催事・リペアサロン)を全面改装し、スニーカーに関わるコンテンツを集積した「ギンザ スニーカー ヒルズ(GINZA SNEAKER HILLS)」として3月19日にオープンする。
スニーカーマニアが集う“基地”をコンセプトに、約310平方メートルのフロアを4つのゾーンで構成する。スニーカーを買取・販売する“マーケット”ゾーンはコメ兵が賃貸借契約で運営し、「ナイキ(NIKE)」を中心に、マニアもうなる入手困難なレアスニーカーなど500足以上を販売する。展示スペース“ミュージアム”ではこけら落としとして「スニーカーの歴史50年を駆け抜ける」をテーマに年代ごとにアーカイブを並べる。“スクール”ゾーンではペイントやカスタマイズのワークショップなどを開催し、「スワロフスキー(SWAROVSKI)」のクリスタルやレザーを使ったアレンジを提案。“ホスピタル”ゾーンでは修理やクリーニングなどを受け付ける。
フロアの商品・展示品は、通常の百貨店運営における取引先からの仕入れルートではなく、全て2次流通や店頭買取で調達する。「自社だけでなく百貨店としても新たな取り組みとなる」(同社)ため、改装後の売上高目標は非公表としている。
阪急メンズ東京は19年3月に“クリエイティブコンシャスな男たちに向けた冒険基地”を掲げ全面改装。従来の百貨店がターゲットとしていたマスボリューム層ではなく、個性的なショップやコンテンツを集めることで、コアなファン作りを進めている。