東レは4月4日から、人工皮革“ウルトラスエード®(Ultrasuede®以下、ウルトラスエード)”の公式ウェブサイトで、インタビュー動画「Beyond the Material」を公開している。これは1970年にデビューした“ウルトラスエード”が50年以上育んだ5つの価値観を、同素材を採用する著名なクリエイターの声を通して解き明かすプロジェクトだ。その価値観とは、1「東レの代表ブランドとして。」、2「豊かな社会を次世代へ。」、3「ジャパンクオリティで世界を繋ぐ。」、4「技術革新で、無限の広がりへ。」、5「お客様と価値を高め合う。」で、6月までに5本の動画を順次公開する。東レの代表ブランドとしてウルトラスエードが掲げる「素材の進化で、まだ見ぬクリエイションを共に。社会をより豊かに、美しく。」というビジョンの背景となっている作り手の想いを改めて見つめ直すことで、クリエイションに貢献し続けられる素材としての責任や意志を伝えたいという。
宮前義之が語る
歴史ある素材の魅力
第1弾は一つ目の価値観「東レの代表ブランドとして。」について、「エイポック エイブル イッセイ ミヤケ(A-POC ABLE ISSEY MIYAKE)」の宮前義之デザイナーにインタビューを実施。宮前が“ウルトラスエード”とイッセイ ミヤケの関わりをはじめ、素材の魅力や新たな発見、長い歴史の中でイッセイ ミヤケがなぜいつの時代も“新しい”のかなどを語った。両社の伝統と革新がもたらすクリエイションを垣間見ることができる約5分間の動画になっている。
“ウルトラスエード®︎ヌー”を
採用した次世代のサンダル
動画の中でも紹介されたサンダルは、日本の草履から着想を得て、素足で履くことのできる男女兼用のサンダルへとアップデートしたものだ。こちらは、アッパーに銀面調人工皮革“ウルトラスエード®︎ヌー(Ultrasuede®nu以下、ヌー)”を採用。表側が部分植物由来のポリエステル、裏側がリサイクルポリエステルからなる“ヌー”は、履いた時に感じる肌への温もりやフィット感が非常に良く、宮前デザイナーも納得の出来上がりと語っている。
技術革新が生んだ上質な素材感と
多彩な加工バリエーション
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“ウルトラスエード”はジャパンクオリティの最先端素材として技術革新を繰り返しながら進化してきた高感度・高機能素材だ。スエード調人工皮革“ウルトラスエード”に加えて、銀面調人工皮革“ヌー”をラインアップし、いずれも柔らかな風合いと手触りが特徴。ポリマー・リサイクルシステムの導入や植物由来ポリマーへの移行など、環境負荷低減と共に、産学連携活動などの社会活動も積極的に行う。近年は、天然皮革や合成皮革を超える特性を持った素材としてアパレルやバッグ、雑貨、靴、インテリア、自動車内装、コンシューマーエレクトロニクスなど、幅広い用途で採用されている。
なお、公式サイト上では通常在庫しているアイテムのスワッチサンプルの無料提供も実施している。
東レ ウルトラスエード事業部
03-3245-5401
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