「カルティエ(CARTIER)」は4月8〜18日、京都市京セラ美術館でハイジュエリーイベント「シジエム サンス パル カルティエ(SIXIEME SENS CARTIER以下、シジエム サンス)」を開催する。“シジエム サンス”とは“第六感”という意味で、人間の五感に訴えかけ第六感をも呼び起こすような新作ハイジュリーコレクションだ。同イベントでは、過去最高の400点以上のハイジュエリーをはじめ、ファインジュエリー&ウオッチが集結するほか、ルースのスペシャルオーダーもできる。新作および、アイコンの“パンテール”や“トゥッティ フルッティ”などの1点ものが約160点あり、日本で初めて披露されるものも多い。
3月19日、都内で行われた記者会見で、宮地純カルティエ ジャパン プレジデント兼最高経営責任者(CEO)は、「日本で約7年ぶりのハイジュエリーイベントを京都で開催できることをうれしく思う。京都は美と自然、革新と伝統技術が共存する唯一無二の場所。それは『カルティエ』が守り続ける価値と共鳴する」と語った。「カルティエ」は2004年に醍醐寺霊宝館で「エットレ・ソットサスの目がとらえた『カルティエ宝飾デザイン』」展を開催して以来、15年には京都国立博物館でハイジュエリーイベント、17年には東寺でガラディナーを行ってきており、もの作りの中心である京都と関係を育んできた。建築家の青木淳・京都市京セラ美術館長は、「この美術館は1933年に開館した。ジャンヌ・トゥーサン(Jeanne Toussaint)がカルティエのクリエイティブディレクターに就任した年でもある。京都は伝統と歴史を継承しながら、特にフランスと交流を通して美を追求してきた」と述べた。
8~16日は、日本全国から顧客を招いて受注会を行うが、17〜18日は特別一般公開日で、先着300組を招待する。宮地CEOは一般公開について、「石のエネルギーや美しいハイジュエリーに触れて心の平穏を感じてもらえれば」とコメント。18日には青木館長と総本山醍醐寺執行の仲田順英氏などによるトークショー「カルティエと京都 ― 伝統と革新、受け継がれる心」 を開催。(カルティエLINE 公式アカウントから応募要。3月末締め切り)。