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米ダイアン フォン ファステンバーグ31歳社長が米「WWD」副編集長に語ったリーダーシップ ルミネ×WWDJAPANイベントから

 ルミネと「WWDJAPAN」が、「MOVE ON」プロジェクトの一環として行った3月2日のイベント「Next Generations Forum 2022」には、「WWDJAPAN」2月14日号で発表した国内外のネクストリーダーらが登壇した。今回、海外のネクストリーダー選出にあたって米中韓の「WWD」編集部の協力を得たが、米「WWD」が推したのがダイアン フォン ファステンバーグ(DIANE VON FURSTENBERG 以下、DVF)のギャビー・ヒラタ社長兼CEOだ。「Next Generations Forum 2022」では、ヒラタ社長と米「WWD」のエヴァン・クラーク(Evan Clark)副編集長のインタビューセッションの模様を放映。ここでは、そのセッションのダイジェストを紹介する。インタビューの続きは、このページから登録すれば4月24日まで無料で視聴ができる。

 ヒラタ社長兼CEOはコロナが世界中に蔓延する直前の2020年1月にトップに就いた。DVFを率いるポジションとしてのミッションをクラーク米「WWD」副編集長が尋ねると、「行動力があり、機敏でデジタルファーストな企業にすること。同時に創業当時から掲げてきたことだが、世界中の女性に自信を与え、美しい服と強いメッセージを届けること。全てにおいて女性を軸に置いた考えを持っている。DVFでは、女性が全てだ」とヒラタ社長は話す。

 31歳という若さで抜擢された彼女だが、次世代のリーダーとして意識するのは、「誰もが声をあげられる環境作り」という。「私は日々いろいろなチームを束ね、職位や部門が異なるメンバーを横断的にまとめている。社会や市場が目まぐるしく変化する中で、5年前に幹部会で話されていたことはもはや今の社会には当てはまらない。ときにはジュニアレベルのスタッフの興味関心や直感の方が、経営層よりも時流に即していると感じることがある」と続ける。

 自身の経験から若い世代に伝えたいことをクラーク副編集長が尋ねると、「自分たちの時代が来るのを待つ必要はない。今すぐにでも発言すべきだ」という答え。「だからこそ、彼らが発言・行動しやすい環境を作る必要がある。次世代のリーダーの条件とは、寛容さ、透明性、そして誰もが平等という心からの信念を持つこと」とも語った。

TEXT : ERI KITASAKA
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