三陽商会は、2022年2月期の業績予想を修正した。修正後の予想は、売上高が386億円(修正前は415億円)、営業損益が10億円の赤字(同1億円の黒字)、純損益が6億〜8億円の黒字(同収支トントン)とする。
当期は、15年に「バーバリー」事業を失って以来6期ぶりの黒字を目指していた。しかし、今年1月以降のコロナの感染再拡大でリアル店舗の回復が想定ほど進まなかったため、本業のもうけを示す営業損益は6期連続の赤字に沈む見通しになった。一方、純損益は6期ぶりに黒字化する見通しだが、これは退職金制度の改定に伴い、特別利益を12億円計上したため上振れした。