三越銀座店化粧品売り場の2021年12月〜22年2月の商況は前年同期比20%増だった。コロナ禍を機に、海外観光客の取り込みから日本人客に軸足を移したところ、日本人の売り上げが伸長。19年の水準に戻りつつあるという。
緊急事態宣言が解除された10月以降、客の購買行動が活発化。会食などマスクを外す機会が増えていることからメイクへの関心が高まり、メイクアップカテゴリーの売上高は同30%増と伸長した。ベースメイクとリップの動きがよく、リップにおいては同23%増だった。ベースメイクでは「NARS」“ライトリフレクティングセッティングパウダー プレスト N”、リップでは「ディオール(DIOR)」の“ディオール アディクト リップ マキシマイザー”が売れ筋だ。小橋隆志・三越銀座店 化粧品、宝飾、リビング営業部 化粧品担当SVは「2年ほどリップを購入していなかったお客さまによる買い替えが目立った。新しいメイクアイテムを求めるお客さまが増えている」と話す。
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