30〜40代女性に人気のD2Cブランド「ノーク(N.O.R.C)」は、プロデューサーの宮井雅史、ディレクターでスタイリストの福田亜矢子、斉藤くみの3人が契約満了に伴い3月31日付で退任したと発表した。3人が手がけた商品は2022年春夏物まで。同ブランドはクロスプラスが手掛けており、22年秋以降もブランドは継続する。
「ノーク」は19年春夏にEC専業でスタート。高品質・高コスパのベーシックアイテムを、サイズや丈のバリエーション豊富に提案し、スタイリングで個性を出すという考え方を打ち出し、リアルクローズ市場で支持されている。シーズン毎に、有力百貨店でポップアップストアなども開催している。
宮井、福田、斉藤は、「初心に戻り、新たに時代を見据えたワクワクするブランドを3人で作っていきたい」「新しいプロジェクトは、今夏にもアナウンス予定」とコメントしている。宮井はオンワード樫山のレディース商品開発室室長をへて、09年に日本上陸し、セレブカジュアルブームを巻き起こした米西海岸のショップ「キットソン」のプロデュースなどを仕掛けた人物。20年春からは、古巣オンワード樫山でもEC専業の「アンクレイヴ(UNCRAVE)」のプロデュースを手がけている。