日本服飾文化振興財団はこのほど、戦後から現代に至るファッション文化をまとめた「日本現代服飾文化史 ジャパンファッションクロニクル インサイドガイド 1945〜2021」を出版した。同財団の代表理事で、ユナイテッドアローズの創業者である重松理・名誉会長が自ら編集に参画し、エディトリアルディレクションは「ポパイ」「ブルータス」「ターザン」などの編集長を務めた伝説の編集者、石川次郎氏が務めた。
編集テーマは「権威の外の服飾文化史」「ランウェイの外の服飾文化史」「サブカルチャーファッション文化史」「カテゴリー別研究」。75年に渡る日本の服飾史を独自の視点で、豊富な資料とともに収録している。また、片岡義男、松山猛、甘糟りり子らが署名原稿を寄せているほか、わたせせいぞうや小林泰彦、穂積和夫らのイラストも登場。かつて雑誌文化の全盛期を彩った作家やクリエイターが参加している。
発行は講談社エディションで、価格は2000円(税別)、オールカラーで224ページ。全国の書店やアマゾンなどで販売中だ。