百貨店大手5社の3月度売上高(速報ベース)は、全社が増収だった。三越伊勢丹が13.0%増、高島屋が6.2%増、大丸松坂屋百貨店が7.2%増、そごう・西武が3.6%増、阪急阪神百貨店が4.5%増だった。まん延防止等重点措置の解除によって人出が戻ったほか、気温の上昇に伴って春物衣料にも動きが出た。
全体をけん引するは引き続きラグジュアリーブランドや宝飾品などの高額商品だが、衣料品、靴、バッグなどファッション関連も回復した。そごう・西武では衣料品が10%増だった。阪急本店(阪急うめだ本店、阪急メンズ大阪)も婦人・紳士ファッション全般が2ケタ増になった。