スイス発のパフォーマンスブランド「オン(ON)」が、アジア初の旗艦店「オン トーキョー(ON TOKYO)」を4月8日に東京・原宿のキャットストリートにオープンする。それに先立ち、3月31日と4月1日にメディア関係者向けに内覧会が行われた。
同店の店舗面積は320平方メートル超で、地上2階、地下1階の3フロア構成。1階にはアパレルとアクセサリーをフルラインアップし、2階ではシューズを取り扱う。シューズを展示する棚は引き出し式で、ストックを即座に取り出せるのが特徴だ。また、天井と足元には専用カメラを設置。来店客が数歩走るだけでランニングスタイルを分析し、おすすめのシューズモデルを提案する“ランスキャン”や、誤差1.25ミリメートルの深度カメラで足のサイズを計測する“フットスキャン”など、最先端テクノロジーによる顧客体験を提供する。地下1階にはブランドのルーツであるスイス・アルプスの岩を3Dプリントした作品を吊るし、全フロアの吹き抜け部分からも眺めることができる。
さらに各フロアには、同ブランドを代表するテクノロジーに直接触れられるインスタレーションも併設。1階では、ウエアの通気性や防水性を体感できるマシーンや、モーションセンサー付きのLEDモニターが人の動きに反応して変色し、来店客を楽しませる。2階では、“クラウドテック®︎(CloudTec®︎)”や“スピードボード®︎(SpeedBoard®︎)”“ミッショングリップ(Missiongrip)”など、「オン」の革新的な技術を見て、触れることができる。
松尾僚介「オントーキョー」アソシエイト ストア リーダーは、「『オン トーキョー』はアジア圏初、そして世界で2店舗目となる旗艦店で、店舗面積は世界最大となる。『オン』のシューズとアパレルを一度にこれだけのボリュームで見られるのは、フラグシップならではの買い物体験だ。“ランスキャン”“フットスキャン”といった最先端テクノロジー“オン スキャン”や、インスタレーションにもぜひ注目してほしい。原宿は近くに代々木公園もあり、街中でありながらランニングカルチャーになじむエリアだ。『オン トーキョー』がランステーションのような役割を担うために、さらなるプランも計画している」と語った。
「オン」共同創業者のデイビッド・アレマン(David Alleman)は、「ランニングカルチャーやコミュニティーは、私たちにとって非常に重要だ。ブランドとして、店舗はカルチャーを発信できる存在でありたい。原宿はランニングカルチャーが根付いており、さらにはライフスタイルとファッションが交わる街。またユースカルチャーやコミュニティーも活発なので、日本での旗艦店にふさわしい場所と考えた。日本のコミュニティーは結びつきも強く、アジアはビジネスの成長スピードが非常に速いので、近い将来ブランドの大きな柱になると期待している」とコメントを寄せた。
■ON TOKYO
オープン日:2022年4月8日
営業時間:11:00〜19:00
定休日:不定休
住所:東京都渋谷区神宮前5丁目17-27