「ティファニー(TIFFANY & CO.)」は、イギリス・ロンドン上陸150周年を祝うエキシビジョン“ヴィジョン&ヴァーチュオシティ(Vision & Virtuosity)”を6月10日から8月19日までサーチ・ギャラリー(Saatchi Gallery)で開催する。
同展では、ブランドが所蔵する400点以上のアーカイブを7つのチャプターで展示。創業者チャールズ・ルイス・ティファニー(Charles Lewis Tiffany)の歴史をはじめ、ジャン・シュランバージェ(Jean Schlumberger)やエルサ・ペレッティ(Elsa Peretti)ら同ブランドのデザイナーの代表作、伝説的なウィンドーディスプレーや『ティファニーで朝食を』のオリジナル脚本、“ブルー ブック”ハイジュエリーコレクション、近年取得した80カラット超の“エンパイア ダイヤモンド”、128.54カラットの世界最大級の“ティファニー ダイヤモンド”などを通じて、ブランドのアイデンティティーやヘリテージ、クリエイティブの影響力を伝える。
また、開催を記念したカタログも同展のギフトショップとオールド・ボンド・ストリート店で発売する。160ページにも及ぶカタログでは、創業者チャールズの息子でジュエリーデザイナーとして活躍したルイス・コンフォート・ティファニー(Louis Comfort Tiffany)やジャン・シュランバージェ、エルサ・ペレッティ、パロマ・ピカソ(Paloma Picasso)、ジョン・ローリング(John Loring)、同ブランドのウィンドーを数多く手掛けてきたジーン・ムーア(Gene Moore)など、「ティファニー」に影響を与えた人々の作品を通じて、同展のハイライトを紹介している。サイズは2サイズ展開。ギフトショップでは、ほかにもダニエル・アーシャム(Daniel Arsham)らアーティストとコラボレーションしたアパレルやグッズも販売する。
アンソニー・ルドリュ(Anthony Ledru)=ティファニーCEOは同展について、「最も由緒あるラグジュアリージュエラーのひとつである『ティファニー』の比類なき物語を、約200年におよぶパイオニア精神あふれるクリエイティビティーとクラフトマンシップ、最高級のダイヤモンドとジェムストーンの調達力を通してつづるのが、このエキシビションだ。“伝統と革新の橋渡し”という私たちの長年のレガシーを表現する本展で、『ティファニー』の世界観とハイジュエリーにおける唯一無二のスタイルを堪能してもらいたい」と語る。