日本橋高島屋S.C.は昨年8月、期間限定の催事「つづくつなぐマーケット」を開催した。アパレルブランドから若手のアーティスト、気鋭のショップまでを集めたイベントで、28の出店者のうち約20ブランドが高島屋に初出店した。サステナビリティを意識したラインアップも話題となり、20代を中心に百貨店になじみのない層が来場した。今年2月には第2回も成功させ、8月には第3回を控える。(この記事はWWDジャパン2022年4月4日号からの抜粋です)
■つづくつなぐマーケット……“サステナビリティ”と“人とのつながり”をテーマに、アパレルブランドや若手の作家などが出店する期間限定の催事。入社2〜4年目の若手社員が企画・運営する。昨年8月にスタート。
同イベントを運営するのは、入社2〜4年目の若手社員7人を中心とするプロジェクトメンバーだ。“百貨店離れが進む現状を打破する”ことがミッションで、どのメンバーも紳士服や婦人服を扱う販売2部に所属し、普段は異なる売り場に立っている。初回からプロジェクトに携わるのが、池田千夏さんと谷地森健さん。池田さんは「同世代とはいえ、あまり横のつながりはありませんでした。プロジェクトを機に交流が始まり、一体感も生まれていきました」と振り返る。谷地森さんは「催事をやることは決まっていましたが、何をするのかは未定でした。『SGDsは欠かせないよね』『人とのつながりを生むようなものにしたい』など、メンバーとディスカッションを重ねて、催事テーマを明確にしました」と続ける。
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