化粧品カテゴリーでは、2021年5〜10月の化粧品売り場の商況について全国の百貨店25店舗にアンケート調査を行った。外出機会の増加に伴い、長らく落ち込んでいたメイクアップカテゴリーが持ち直し、全体的にポジティブな兆候が見え始めている。新しい生活様式への順応が進み、化粧品市場の回復にも期待がかかる。(この記事は「WWDJAPAN」2022年2月28日号付録の定期購読者特典「ビジネスリポート」からの抜粋です。「ビジネスリポート」にはより詳しい情報も掲載しています)
外出ムードが高まり半数以上が前年実績をクリア
2021年下半期も度重なる緊急事態宣言の発令やまん延防止等重点措置の実施に悩まされたが、17店舗が前年実績を超えた。前年と比較すると百貨店の営業状況が改善したほか、ワクチン接種の浸透や新しい生活様式が定着したことを受け、客足が徐々に回復。関東においては11店舗全てが好調に推移した。4度目の緊急事態宣言が解除された10月以降は、タッチアップを再開するブランドやイベントが増え、新規客の取り込みに成功。さらに買い物ムードが高まるホリデーシーズンの立ち上がりも重なり、売り上げをけん引した。
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