ルルレモン・アスレティカ(LULULEMON ATHLETICA)の2022年1月通期決算は売上高が前期比42.1%増の62億5661万ドル(約7633億円)、営業利益が同62.6%増の13億3335万ドル(約1626億円)、純利益が同65.6%増の9億7532万ドル(約118億円)と増収増益だった。アスレチックウエアの需要向上などが成長をけん引した。
カルバン・マクドナルド(Calvin McDonald)最高経営責任者(CEO)は好調の要因を4つ挙げた。「まずはアスレチックウエアがアパレル業界の中でも引き続き好調であること。次に消費者がますますフィットネスを日常生活に取り入れており、“アスレジャー”の需要が続いていること、そしてリアル店舗とデジタルエンゲージメントの双方を取り入れたオムニチャネル戦略の奏功。最後にメンタル・ソーシャルウエルビーイングのニーズの高まり。こられは全て、われわれにとって追い風になった」。
他社が次々と行っている値上げについて聞かれると、商品の1割に関して、やや値上げをするという。またロジスティックス面においても「セールのリスクが少ない定番商品が全体の45%ほどを占めるため、引き続き消費者のニーズに安定的に応えられるだろう」と話した。
今年度の売上高は前年比20〜22%増の74億9000万〜76億1500万ドル(約9137億〜9290億円)を見込む。カナダのオリンピック委員会とのパートナーシップ契約やフットウエアのローンチに加え、さらなるグローバル展開を行う。