ドイツ発のファッションブランド「ボス(BOSS)」と「ヒューゴ(HUGO)」は、2022年春夏で水の節約に焦点を当てた取り組み「The Less Water」を実施する。
両ブランドは節水の基準を「染色/なめし/洗浄/処理の工程で、水の消費量を最低30%削減すること」と定め、2022年春夏コレクションのカジュアルからフォーマルまで40以上のアイテムをこの取り組みに基づいて取り揃えた。栽培や生産過程で少量の水のみを必要とする繊維を使用している。
同コレクションでは「ボス」「ヒューゴ」ともにリネン素材を多く使用。麻は、人工的な水やりをほとんど必要とせず、栽培時の農薬や肥料も少なくて済む植物だという。また海藻などから生産されるシーセル(SeaCell)を部分的に使用したアイテムを展開する。また、染料の部分でも水とエネルギーの消費量が従来と比べて30%少ない「アビテラ(AVITERA)」を使用している。