スニーカーにまつわる噂話のあれやこれやを本明CEOに聞く連載。ユーチューバーの「本日のくっく」による“スニダンの鑑定サービスを検証した動画”は、50万再生を超えるほど注目を浴びた。同時にプロの鑑定士が“明らかな偽物”を本物と誤鑑定したことで、ユーザーが震え上がったのは言うまでもない。2次流通の発展とともに偽物の流通量も増えることは想像に難くないが、もう誰にも止められないのか?本日はくっくをゲストに考える。(この記事はWWDジャパン2022年4月4日号からの抜粋です)
本明秀文CEO(以下、本明):くっく君のスニーカー真贋鑑定の闇を暴いた動画は、ユーチューバーのヒカルの「クジを全部買い占める」みたいな感覚で面白かったね。本当に偽物多いから。
——フリマアプリのスニダンの鑑定って以前から問題視されていたんですか?
本日のくっく(以下、くっく):そうですね。SNSとかでは偽物に限らず、全く違うモノが届いたとか左右違うサイズだったとか、いろいろと苦情を目撃していて。だから、そもそも鑑定しているのかって疑問を抱く原因はあったんですけど、それが今回、僕が発信したことで、大きく取り上げられました。
——自分で偽物の“チェリーダンク(中古)”をメルカリで購入後、スニダンに出品して、それを自分で購入したんですよね。
くっく:そうです。鑑定の精度を確かめるためなので、誰かをだましたいわけではなく……。話題になったあと、スニダンからはあくまでも“購入者”に向けた謝罪の連絡があったぐらいです。
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