デンマーク発インテリア「フリッツ・ハンセン(FRITZ HANSEN)」は今年、創業150周年を迎えた。それを記念し4月16〜29日、東京・九段ハウスで「フリッツ・ハンセン 150 th―タイムレスデザインの証 」展を開催する。
同展では、「フリッツ・ハンセン」の歴史を紹介するほか、デンマークデザインの父と呼ばれるアルネ・ヤコブセン(Arne Jacobsen)が建築からインテリア、プロダクトデザインまで手掛けたコペンハーゲンの「SASロイヤルホテル」606号室のオマージュや名作家具のアニバーサリーモデル、現在の同ブランドのインテリアなどを展示し、ブランドの世界観が体感できる空間になっている。
「フリッツ・ハンセン」は、ヤコブセンをはじめ、ポール・ケアホルム(Paul Kjaerholm)、ハンスJ.ウェグナー(Hans J. Wegner)などデンマークの巨匠たちと共に、北欧デザインの輪郭をつくり、名作家具を生み出してきた。“セブン”や“スワン” “エッグ”などの椅子やラウンジチェアは誰もが見たことがあるはずだ。
現在では、デンマーク人デザイナーのセシリエ・マンツ(Cecilie Manz)やキャスパー・サルト(Kasper Salto)、スペイン人のアーティスト兼デザイナーのハイメ・アジョン(Jaime Hayon)たちと共に、ブランドのDNAに基づき新しい息吹を吹き込んだインテリアを提案し続けている。
九段ハウスは昭和2年に竣工した建造物で、太平洋戦争の戦火を逃れた趣のある洋館だ。歴史ある日本の建築物と北欧名作家具の共演は必見だ。入場無料。展覧会特設サイトで要予約。