アシックス(ASICS)は、スポーツによる青少年の育成を通じて社会の発展に貢献することを志し、1949年に鬼塚喜八郎が創業した。創業哲学の「健全な身体に健全な精神があれかし」を表す「Sound Mind, Sound Body」をブランドスローガンに掲げ、世界中の人々の心身の健康に寄与する製品やサービスを提供する。ひまわりをモチーフにしたアイコンは、同社のサステナビリティを表すロゴ。環境配慮材料の使用や脱炭素社会の推進、再生可能エネルギーへの切り替えなど、人々がスポーツを通して心身ともに健康で幸せな生活を実現するための、持続的な事業活動に取り組んでいる。
子どもの運動実施もサポート
継続的な運動の場を提供
アシックスはグローバルで、国際NPO団体、Right To Playと連携し、スポーツプログラムを通して、子どもたちの心身の健康と地域社会を築いていけるスキル習得を支援している。日本では、子どもたちに継続的な運動の場を提供したいとの思いから、遊びながら自然にスポーツを好きになる取り組み「ワンフューチャープロジェクト(ONE FUTURE PROJECT)」を企画。ゲーム感覚で体を動かせる「カラダかるた」や、リサイクルされた衣料廃材でボールを作りものづくりの体験と競技を楽しめる「エコボッチャ」などを実施している。
国内自社所有オフィスを
100%再生可能エネルギー化
再生可能エネルギー事業「みんな電力」を運営するアップデーター(UPDATER)と電力需給契約を結び、アシックスの国内自社所有オフィス6カ所の事業所の電力を、再生可能エネルギー由来に切り替えた。今後も順次、各国の事業所や工場などで再生可能エネルギーへの切り替えを行っていき、2030年までにはグローバル規模で、電力を100%再生可能エネルギー化することを掲げている。また、「みんな電力」を通じて、昨年の12月22日から家庭向け再生可能エネルギー電気プラン「アシックスワンフューチャー(ASICS ONE FUTURE)でんき」を開始。電気の使用料金から毎月100円が、子どもたちのための支援活動「ワンフューチャープロジェクト」の応援金として送られる。2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにすることを目指すなど、環境と社会に配慮した事業活動を続けていく。
スポーツウエアの循環を実現
生まれ変わったエコバッグ
「グリーンバッグプロジェクト(GREEN BAG PROJECT)」は、不要になったスポーツウエアを店頭で回収・活用し、100%リサイクル素材へと再生。それをエコバッグの“グリーンバッグ”へと生まれ変わらせ、アパレル業界でもいまだ1割に満たないウエアの循環を実現した製品。“グリーンバッグ”の収益金の一部は、「ワンフューチャープロジェクト」に充てる。この他にも、主力製品であるランニングシューズの9割以上の新商品にリサイクル材を採用するなど、循環に向けた取り組みを進めている。
アースデイ東京2022に出展
サステナビリティへの
取り組みを紹介
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4月16、17日には、東京・代々木公園で開催された「アースデイ東京2022」に出展した。会場では、「グリーンバッグプロジェクト」や「ワンフューチャープロジェクト」など、アシックスが取り組む持続的な事業活動への取り組みを紹介。サステナブルな素材を採用した商品なども紹介した。
アシックスジャパンの上川茜氏は「アシックスのサステナビリティ活動について、イベントに足を運んでいただいた皆さまに直接お伝えできる貴重な機会となった。今後の展開について一緒に考えてくださる方もいて、私自身も新しい発見があった。これらの活動や環境配慮材を使用した商品を通して、将来に渡ってスポーツを楽しむことのできる、地球環境を守るための取り組みを続けていく」と話した。
なお、アシックスは4月30日まで、ランニングトラッキングアプリ「ASICS Runkeeper」で、ゴミを拾いながら走る「Plog & Jog」にチャレンジするワークアウトプログラムを実施している。
アシックスジャパン お客様相談室
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