デジタルアーティストのK2ことSora Aotaが、ストリートウエアブランド「アーケニー(ARTCHENY)」を立ち上げた。同氏がデザインを手掛けたファーストコレクションを、アメリカ・ニューヨーク市マンハッタンの375ショールーム(375 Showroom)で4月23、24日(現地時間)に開くポップアップストアで販売する。同店のオープン前日には、ヒップホップDJのフー・キッド(WhooKid)らを招いたレセプションパーティーを開催。その後は東京をはじめ、ヨーロッパの各都市や上海、ソウル、台湾などを巡るワールドツアーを予定しており、東京でのポップアップストアは6月に実施する。
Sora Aotaは、iPadで描くSF風デジタルアートが特徴の20歳だ。ツイッターに投稿していたファンアートをきっかけに、ヤング・サグ(Young Thug)やトリッピー・レッド(Trippie Redd)らUSラッパーたちのアルバムのアートワークを描いた。
ブランド名の「アーケニー」は、“芸術(ART)”“化学反応(CHEMISTRY)”“錬金術(ALCHEMY)”を組み合わせた造語。彼自身のアート作品を落とし込んだアイテムを軸に、クラシックを現代的に解釈したシルエットで、伝統的な手法と細部にこだわったコレクションを提案する。ファーストコレクションとなる2022年春夏シーズンは、“はみ出し者の神話(Misfit myth)”をテーマに全て日本で制作した。フーディーやTシャツ、オープンカラーシャツなどのベーシックなアイテムは、シルエットを重視しながら加工などでギミックを盛り込み、漫画家のJUN INAGAWAとコラボレーションしたアイテムもそろえる。