ファッション

夏もサラッとはけて本格仕様 「アンダーソン アンダーソン」の和紙ジーンズ

 毎年暖かくなると、「白いTシャツにジーンズでさわやかに決めよう!」と思い立つのだが、現実はそうはいかない。ジーンズは、ムレる。うだるような暑さの中、汗ばんだ肌にデニム生地が張り付くのはご免だ。

 ジーンズ愛好家には「頻繁に洗わないほうがいい」と語る人も多い。洗濯の回数を減らすことで「ヒゲ」や「クモノス」と言われる、色落ちした部分とそうでない部分のコントラストによる模様がきれいに現れる(らしい)。だが、真夏に大量の汗や皮脂を吸ったデニムを放置すればどうなるかは、ちょっと想像したくない。

 そんな夏のジーンズの「ムレ」「におい」の解決策となる“和紙ジーンズ”(男女兼用、ともに税込1 万9800円)が、マッシュスタイルラボの「アンダーソン アンダーソン(UNDERSON UNDERSON)」から発売された。タテ糸にインディゴ染めコットン、ヨコ糸には和紙糸を使用。見た目はジーンズなのに、和紙特有のシャリっとした肌当たりで、綿100%のデニムのようなごわつきがない。和紙は高い吸水速乾機能も備え、汗や皮脂が原因で雑菌が繁殖しにくいのもポイントだ。

 和紙ジーンズは、すでに他の大手ジーンズメーカーなども商品化している。「アンダーソン アンダーソン」の和紙ジーンズが先行商品と差別化できているポイントは、その本格仕様にある。中西孝史デザイナー自身が広島・福山や岡山といったデニムの生産地に赴き、質感や風合いにこだわったセルビッジ生地(一部カラー除く)を使用している。リベット(ポケット部などにあしらわれる鋲)もビンテージのように鈍い輝きのものを選んでおり、細部へのこだわりが高級感を漂わせる。「和紙デニムは、綿100%のジーンズとはまた違った風合いや色落ちを楽しめる。たくさんのジーンズをはいてきた人も、新鮮な気分ではけるはず」(中西デザイナー)と薦める。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。