ファッションクリエイティブディレクターの軍地彩弓がディレクションする常設の自主編集売り場「愛と狂気のマーケット~“おもしろい”才能の出会い系~」が、4月28日にラフォーレ原宿の地下0.5階にオープンした。222平方メートルの売り場で、ファッションやビューティ、アート、飲食、工芸など多岐にわたるジャンルの最大80の出品者の作品・商品を販売する。
オープン時には、脳外科医兼ファッションデザイナーのDr.まあやや、モデル・タレントとして活動するアーティスト、アダムス亜里咲、米原康正がキュレーションする+DA.YO.NE、金沢市長最優秀賞に選ばれた若手漆芸作家の五月女晴佳ら約70のアーティストやクリエイターらが出品した。
軍地ディレクターは、「原宿はかつて雑多な人々が集まり交流する場があったが、今はそうした才能を持つ人々の活躍の場がSNSになり、偶然の出会いが生まれにくくなっている。原宿を再び個人が輝く場にし、裏原カルチャーが生まれた頃のようなカオスを再び作りたくて企画した。売らない店的なアプローチも見てきたが、ここではもっとカオスな人を集めて熱量のある場所にしたい」と話す。
出品者は随時募集する。「原宿に店を出すハードルを下げたい」という思いから、出品スペースを大・中・小にわけ、小スペースには1ヶ月2万円から出店できる。(25歳未満の出品者には割引設定あり。)ラフォーレの販売スタッフが常駐しているため、展示のみの出店も受け付ける。軍地ディレクターは、「愛と、何かを超越する狂気を感じる才能に集まってほしい」という。