米国の小売最大手、ウォルマート(WALMART)のダグ・マクミロン(Doug McMillon)社長兼最高経営責任者(CEO)の2021年の報酬総額は2570万ドル(約32億円)だった。20年の2260万ドル(約28億円)から13.7%増加した。
会社の業績に連動する株式報酬がメインで評価額1920万ドル(約24億円)相当を得たほか、130万ドル(約1億6380万円)の給与、380万ドル(約4億7880万円)の報奨金、19万9911ドル(約2519万円)相当の社用機の私的利用、その他の手当を受け取った。
ウォルマートの22年1月期決算は、前期比2.4%増の5727億ドル(約72兆円)、営業利益が15.1%増の259億ドル(約3兆2634億円)、純利益が1.2%増の136億ドル(約1兆7136億円)と増収増益だった。
なお、ライバル企業アマゾン(AMAZON)のアンドリュー・ジャシー(Andrew Jassy)新CEOの21年の報酬は2億1270万ドル(約268億円)で、その99.5%が株式報酬で、CEO就任に伴うものが主だった。
アマゾンはオンラインで、ウォルマートは実店舗で市場を制覇しているが、アマゾンはハイテクを駆使したコンセプト店舗を増やし、ウォルマートはデジタル化を大きく進めており、熾烈な競争を繰り広げている。