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花王が就業時間に休息を取り入れる働き方を推進 パフォーマンスアップなど効果を実感

 花王は社員の働きやすい環境作りの一環として、昨年9月から東京・茅場町の本社勤務社員を対象に、就業時間内に積極的な休息や休憩を取り入れた働き方「休み休みWork Style」を進めてきた。このほど本社以外の事業所に向けて「日中の休息でGENKIチャレンジ」と称し、事前公募した社員を対象に日中の休息や休憩時間(10〜15分)の確保と心身のリフレッシュを促す企画を行った。

 現在、花王は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、出社勤務と在宅勤務を併用したフレキシブルな就業体制を継続中だ。「日中の休息でGENKIチャレンジ」は、事前に公募した1257人の社員が昨年11月8日〜12月10日の期間に取り組んだ。対象社員はアイマスクなどを活用しながら「リフレッシュタイム」を取り入れたほか、期間中は社内コミュニティーサイトを活用して参加者同士で感想を共有・共感し合い、自身と異なる休息スタイルに“気付く”機会も設けた。

 その結果、出社・在宅に関わらず日中の休息・休憩時間を確保できるようになった社員が増加。また、パフォーマンスおよびワークエンゲージメントの向上がみられ、参加した社員は、「リラックスして業務に取り組めた」「午後からの集中力がアップした」など、積極的に休息を取り入れることへの効果を実感したという。このことから同社では、「『日中の休息でGENKIチャレンジ』でパフォーマンスがアップしたことから、今後は『休み休みWork Style』を本社以外の事業所にも拡大することを検討していく」(同社PR担当者)と話し、これまで以上に働きやすい環境作りの推進や心身の健康維持と業務の生産性向上に努めていく。

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