ポーラ・オルビスホールディングス(HD)は28日付で、米国の子会社H2O PLUS HOLDINGS(エイチツーオープラス ホールディングス、以下H2O PLUS)を解散および清算すると発表した。
H2O PLUSの業績は計画を下回っており、回復のための施策を実施したが今後の事業継続に利点を見出すことは困難と判断した。精算の終了は、取り引き先との契約に伴う商品供給義務などを果たしたのち、2023年下期以降に清算結了となる見込み。なお、解散に伴う損失は約2億円、税金費用の減少による約45億円を計上する予定で、22年12月期通期の純利益は期初発表予想から約43億円増加する見込み。
同社は11年に米国のスキンケアメーカーH2O PLUSを買収。米国を中心に化粧品を製造・販売していた。H2O PLUS解散により、同社グループが取り扱う海外ブランドは「ジュリーク(JURLIQUE)」のみとなる。
ポーラ・オルビスHDの22年1〜3月(第1四半期)決算は、売上高が376億円(前年同期比13.5%減)、営業利益が19億円(同55.6%減)、経常利益が41億円(同28.2%減)、純利益が71億円(同82.3%増)だった。