オルビス(ORBIS)の1〜3月の商況は、前年同期とほぼ同水準を維持した。主力スキンケア“オルビスユー”シリーズに加え、シワ改善・美白ケアができる“リンクルホワイト”シリーズなどスペシャルケアが売り上げをけん引。さらにメンズスキンケアライン「オルビス ミスター」においては、新規顧客数が前年同期比2倍以上の伸びを見せ、男性客の取り込みにも成功している。リアルとデジタルをつなぐアプリを駆使したブランド体験の提供が奏功し、顧客層の幅が広がっている。
売れ筋は、昨春に誕生したシワ改善・美白の効能を持った日焼け止め“リンクルホワイトUVプロテクター”だ。美容賢者からの支持も高く、各媒体のベストコスメで28冠(2022年1月21日時点)を記録し、発売から1年足らずで累計販売個数31万個を突破(22年3月31日時点)。「商品開発チームは、お客さまが今何を望んでいるのか徹底的にリサーチし、常にお客さまの声に耳を傾けている」(松枝奏輔CR統括部部長)ことから、大容量を要望する顧客の声を受け、定番サイズ(50g、税込3850円)の2倍量となるラージサイズ(100g、税込6490円)を3月に数量限定で販売。同期間の売り上げに貢献した。インナーケアでは日本で唯一、肌への機能があるトクホ(特定保健用食品)の“ディフェンセラ”(1.5g×30包、税込3456円)が引き続き好調に推移。継続購入する顧客の利便性に配慮し、昨年3月に定期便を導入したところ好評を得ている。
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