撮影や取材を行う時に出演者やスタッフにお弁当として提供される“ロケ弁“。その日のモチベーションをさらに高めてくれて、ハードな現場でもおいしくエネルギー補給ができる賜物だ。ここ数年のテイクアウト需要の高まりで、お弁当を購入する機会が増えた人も多いはず。
最近は、SNSでも話題の“ロケ弁”をテイクアウト用に提供する店も続々。モデルや女優も満足するお弁当は、味へのこだわりだけでなく、ヘルシーな素材や見た目の美しさ、長丁場の合間でもサクッと食べられる手軽さも考えられた逸品ばかり!この連載では、芸能人や業界人お墨付きのロケ弁を誰でも手軽にオーダーできる店を紹介する。初回は、彩り豊かなお弁当3つが登場。
【美菜屋】健康と美を追求したスタッフ思いのお弁当
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動物性の食材を使用していない“ヴィーガン弁当”(税込1000円)。高野豆腐の味噌焼きやナスの山椒煮など食感を特徴としたヘルシーなメニューだ。大根をビーツ酢でつけた無添加の酢漬けは、紫の天然の色彩がさらに食欲をそそる PHOTO:CEDRIC DIRADOURIAN
“おかず10種類 満足なコース”(税込1500円、法人向け)。栄養価の高いサバの南蛮漬けをメーンに、スパイスの効いたメンチカツ、エスニック風に味付けした切り干し大根など、季節ごとに異なるおかずが入る PHOTO:CEDRIC DIRADOURIAN
池尻大橋駅から徒歩3分のアトリエ兼店舗。公式アプリなどを使って時間指定すれば雨の日のピックアップも楽ちんで、デリバリーエリアも拡大中だ。ピンクのドアが目印。テイクアウト営業は朝8時〜夜8時で、朝早くとも夜遅くとも利用しやすい。店頭で直接お弁当を選ぶのもOK。自家製のドリンクやスイーツもチェック! PHOTO:CEDRIC DIRADOURIAN
モデルで料理家の「美菜屋」代表、浅野美奈弥
モデルとしても活動する料理家の浅野美奈弥が「美しくて健康的とは?」と追求した後、料理の勉強を始め「業界に還元したい」とケータリング「美菜屋」をスタート。ロケバスでも食べやすいサイズにしたり、香りの強い食材を避けたり、食べ応えあるヴィーガン食材を選んだりと自身の経験と知識を生かしたメニューは、撮影スタッフの信頼も厚い。無添加で旬な素材のおかずカップやおにぎりは種類豊富で、子ども向けにもおすすめ。
住所: 東京都世田谷区池尻3-3-7
電話: 03-4288-8014
時間: 8:00〜20:00(テイクアウト)、10:00〜20:00(デリバリー)
定休日: 日曜日
【ユキヤメシ】ハッシュタグから生まれた和み飯
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代表作の一つ、“おまかせ幸也稲荷5個セット”(内容と価格は月替わり)。写真は4月のセロリと新玉ねぎのゆず塩麹や菜の花ジェノベーゼ、ポッサムキムチなど(税込1800円)。5月はたけのこ味噌黒納豆やヴィーガンルーローそぼろ、うにいくらなど(税込1470円) PHOTO:CEDRIC DIRADOURIAN
“栄養バランス神!幸也わっぱ飯”(1300円)。食材一つ一つにこだわり、魚と肉、野菜をバランスよく詰めた一番人気のお弁当。「いろいろ食べたい!」という欲張りも、栄養分も十分かなえてくれる PHOTO:CEDRIC DIRADOURIAN
目黒川近くのデリ&ケータリング店「YUKIYAMESHI」中目黒店。目印はピンクネオンのロゴ看板だ。ウェブサイトまたは店頭で注文できる。目黒店のほかに、テイクアウトのみの渋谷・東急フードショー店もあり。渋谷駅地下なので便利。スタッフのユニホームは「オー・ゼロ・ユー(O0u)」とのコラボ PHOTO:CEDRIC DIRADOURIAN
「ユキヤメシ」をプロデュースする料理家の寺井幸也
料理家・寺井幸也さんの「華やかだけど家庭的で毎日食べても飽きのこない味付けに」という思いを込めたのが「ユキヤメシ(YUKIYAMESHI)」だ。友人とのホームパーティーでの料理がSNSで「#幸也飯」として広まったことから始まった。色彩力・創作力ともに豊かな見た目ながら、家庭料理をアレンジするという発想がどこかホッとするとファンが急増中。佐賀県でブレンドした、冷めても美味しい雑穀米や米粉を使った塩麹唐揚げは、リピートしたくなること間違いなし!
住所: 153-0042 東京都目黒区青葉台1-18-7 カスタリア中目黒T03
電話: 03-5422-3518
時間: 10:00~19:00
定休日: 水曜日(不定休あり)
【美寿】コスパ良しなお弁当の主役は和牛ローストビーフ
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日替わりの炊き込みご飯や季節の食材のおかずに合わせて、和牛ローストビーフが必ず付く“おまかせ弁当”(税込1550円)。コスパ良し!ボリュームも食べ応えも文句なし!ただ何から食べようか、ついつい迷い箸に…… PHOTO:CEDRIC DIRADOURIAN
日替わりの“おまかせ弁当”(税込1550円)。写真はきのこの炊き込みご飯に、夜メニューで人気のしば漬けのタルタルソースをあわせたアジフライ付き。スパイスやハーブもアクセントに、新しい和食を追求した PHOTO:CEDRIC DIRADOURIAN
西麻布・広尾エリアにある店舗。一見、夜営業しかしていないような佇まいだが、お弁当の営業は日曜日の午前営業含め、朝9時から。お弁当は1300円、1550円、1900円を用意する。予約は3日前までに電話またはインスタグラムのDMで受付中で、1つからでもオーダーできる。その日のメニューはインスタグラムのストーリーズをチェック! PHOTO:CEDRIC DIRADOURIAN
「美寿」の笠井俊勝オーナーシェフ
笠井俊勝オーナーシェフはイタリアンを学ぶため渡伊するも、好きなピザやパスタを食べ続けられず断念。帰りの飛行機で食べた蕎麦の出汁にあらためて感動し、和食の道を志した。高級店が並ぶ西麻布・広尾エリアに構える店とあって、お弁当を始めてすぐに口コミが広まり、注文が殺到。それもそのはず。その日に市場で仕入れた夜の店内メニューと同じ食材を使っているから。春は筍やホタルイカなどが登場。夜メニューが手軽に楽しめるのもうれしい。
住所:東京都港区南青山7-13-12 南青山森ビル1F
電話:03-6805-1075
時間:お弁当9:00~22:00、イートイン18:00~22:00(L.O.21:00)
定休日:日曜日(お弁当は日曜午後)