パルコは5月18日、同社が運営する購入型クラウドファンディングサービス「ブースター(BOOSTER)」を利用して、デニム生地メーカー大手のカイハラ、古着リメークを得意とする日本ブランド「ローランダー(LOWRUNDER)」と協業したデニムシャツの受注を開始する。
デニムシャツは3つのデザインを用意し、いずれもパッチワークが特徴的。ゆったりとしたシルエットのユニセックス仕様だ。サステナブルなモノ作りの観点と価格を抑えるため、生地にはカイハラの規格外のデニムや生地見本のストックを用いる。「ブースター」の利用についても、担当者は「受注生産によって商品ロスを抑えるため」と話す。
カイハラは来年、創業130年を迎える広島のデニム生地メーカー。国内デニムのシェア50%を占め、ラグジュアリーブランドにも生地を提供する。「ローランダー」は、2009年に櫟(いちい)純也と斎藤菜奈がスタートしたブランド。
パルコは今回のトリプルコラボについて、「近年、各地の伝統的な産業や技術にフォーカスしたプロジェクトに力を入れており、同時に創業以来の“新たな才能の発掘”および“活躍の場の提供”を心掛けている」と述べる。